子供とヨガ ②呼吸と瞑想
私が子供の頃はじっとしている事が出来ず、暇さえあれば飛んだり跳ねたりしていました。
静かに座らされるなんて生き地獄。
ただ、ヨガの真骨頂は呼吸と瞑想ですから、私は相手が子供と言えど、
ヨガを習うとはそれをやる事だと思っています。
なので、今私と一緒にやってくれてる子達とは、大人と同じレッスンをします。
そんな中で、まず、できてもできなくても、トライするのは、
ヨガの座り方と呼んでいる、蓮華座。パドマーサナという足の裏が全部天井を向く座り方です。
これは大変難しく、最初からできる子は中々いませんが、
さすが、軟骨率の高い子供達は数回めのクラスでマスターしてしまいます。
それからは、いつでもどこでも得意げにこのポーズを取るようになり、
中には眠っている時にこのポーズを取ってしまう上級者も現れました。笑
そして呼吸。
長くて深い呼吸をしてみると、これがとても難しい。
吸ってお腹をふんわり膨らませる
吐く息はゆっくり細く長く。
…してほしいのですが、
最初は全員吸った時にお腹が凹んでしまい、吐くとお腹が出る、逆の現象が起きてしまい、
中々修正するのが難しい様でした。
急いで吸ってしまうと逆になってしまうのですね。
根気強く吸って吐いてを繰り返していくと、
みんな目をつぶって、真剣に取り組み始め、
「なんか気持ち良くなってきた。」なんて、ナイスコメントも頂きました。
しかし、次のクラスの時にはすっかり忘れてきますので、
ここは気長に練習する必要があります。
そして、このヨガの座り方と呼吸でクラスを締めくくりますが、
短い時間でも、ここが1番大切です。
私は呼吸を大切にする事で、自分自身を取り巻くオーラが、バリアが強くなる感覚を味わってもらうため、
「息を吸ったらキラキラが背骨に沿ってまっすぐに入ってくるよ。吐く息で元からあった空気を出して、キラキラと交換してね。」と言うのですが、
想像力豊かな子供達はすぐに自分のものにしてしまいます。
「キラキラでいっぱいになった?」
と聞いてみると、みんな真面目に頷くのです。
その瞬間、それが本当になると私は信じます。
集中して起きた気持ちの良いことが、瞑想につながっていく。真実に辿り着く。
これからの人生で何度も乗り越えなくてはならない出来事に遭遇すると思いますが、
そんな時に、「1人座る」事を乗り越える手段として使ってもらえるように、
体に馴染むまで、必要とされる間は言い続けていきたいと思います。
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